先日、テレビで映画「バッテリー」を見ました。以前から配役がイメージにあっていそうで気になっていました。結論から言うと割と原作に忠実で配役も悪くないと思いました。特に主人公のお父さんは
「なるほど、こんな人かも知れない」
と思わせました。原作の方がもっとかっこいい感じがしますが。
でも全6冊を2時間くらいの映画にするのですからかなり無理があるように思いました。特に後半の主人公のピッチャーと女房役のキャッチャーとの間の心の問題が表面的だったように感じました。
NHKでも「バッテリー」をやっていましたので数回見ましたが、止めてしまいました。原作のテーマと外れているように感じたからです。
私は元々、本で読んだものは映画でもテレビでもイメージが崩れるようでほとんど見ません。と言うよりはまず、映画館にほとんど行かないのです。ですから映画といってもテレビで見るくらいでしょうか。それで言うのは図々しいのですが、と言うより映画好きには許せないことでしょうが、一般的に日本の映画やテレビドラマは原作を変えることが多いような気がします。設定を利用して、でもテーマは違うと感じることが結構あります。
以前、NHKで見た、イギリスBBC製作の「小公子」は本当に原作に忠実でした。先日、テレビで見た映画「ライオンと魔女」も原作に添っていて自然描写が原作のイメージを膨らませてくれました。特に外国のものは自然から家具調度に至るまで知らないものを眼前に見せてくれますし、元々知らないのですから「なるほど」と見ていられます。これは時代劇にも言えると思います。
その点、日本の現代ものはそれぞれの人が自然や家具調度など自分のイメージを持っているのですから不利ですね。
でも映像にするときの違和感は仕方がありません。イメージにぴったりだったらそれは凄いことです。
そして原作を変えた方がドラマチックになることが多いような気がします。原作よりいい作品になることがあるのも確かです。これも映像の特性かもしれません。でも私は原作が名作の場合は原作に忠実な方が、より感銘が深いような気がします。